広島に快勝し、優勝マジック39を点灯した阪神ナイン(C)産経新聞社 阪神は7月30日の広島戦(甲子園)に5-0で快勝し、…

広島に快勝し、優勝マジック39を点灯した阪神ナイン(C)産経新聞社
阪神は7月30日の広島戦(甲子園)に5-0で快勝し、後半戦4連勝。中日が巨人に敗れたことで、優勝マジック「39」が点灯した。
投打の充実に加え、ツキも味方にした。
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4回だ。無死一、二塁から6番・小幡竜平が2球バントを失敗して追い込まれると、4球目を打って出て、三ゴロ併殺打に倒れた。それでも、続く坂本誠志郎の打席で、広島先発の大瀬良大地がワイルドピッチ。労せずして三塁走者の佐藤輝明が先制のホームを踏んだ。
6回の追加点は、1死満塁から小幡の代打ラモン・ヘルナンデスが押し出し四球。この日で、広島戦は10連勝。好相性は運をも引き寄せられるのか。
地力も示した。8回は大山悠輔の自身5試合連続打点となる左前適時打で3点目。さらに、途中出場の熊谷敬宥の中前2点打でダメを押した。
中継した『DAZN』の試合後インタビューに応じた藤川球児監督は「2点でゲームが決まるのは難しいと思うけど、よく最後に打線がつながったなと思います」と称えた。
投手陣はこの日も盤石だった。先発・村上頌樹が6回無失点に封じると、7回は及川雅貴、8回は石井大智、最終回は桐敷拓馬がそれぞれ、スコアボードに「0」を刻んだ。これで1965年以来、60年ぶりとなるシーズン23度目の完封勝利。貯金も今季最多を更新する22に伸ばした。
藤川監督はマジック点灯については「まったく知らなかったですね」と穏やかな笑みを浮かべ「全国のタイガースファンの皆さんには、どんどん盛り上がっていただき、野球の人気、タイガースの素晴らしさを感じてもらえたら。自分たちはグラウンドで毎日、全力で戦います」と力強く誓った。
真夏に始まった2年ぶりV奪回へのカウントダウン。投打にスキがない猛虎の進撃は、加速するばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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