「WTAファイナルズ」で、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は10月25日、女子世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦し、圧倒的な勝利を見せた。カウントは6-0、6-2と一方的に押し込んで、試合時間は1時間3分とスピー…

「WTAファイナルズ」で、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は10月25日、女子世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦し、圧倒的な勝利を見せた。カウントは6-0、6-2と一方的に押し込んで、試合時間は1時間3分とスピード勝利だった。

今回の対戦については、両選手にとって「WTAファイナルズ」の2戦目で、ウォズニアッキはスビトリーナに、ハレプはガルシアにそれぞれ一昨日の試合で勝利しており、上位への進出をかけるカードとなった。

ランキング1位のハレプに対して、ウォズニアッキはランキング6位と、ランキングで上位につけるハレプにウォズニアッキがどこまで迫れるかが問われる試合となった。

しかし、ゲームで実際には、ウォズニアッキがハレプを圧倒。フットワークとストロークに随所でキレを見せた。

1ゲーム目でウォズニアッキはフォアのクロスへのストロークを、相手コートの極めて浅いコートへコントロールするなど、上手く展開し、キープ。続くリターンゲームでもブレークして奪い、優位を磐石にした。

その後も、ウォズニアッキは第1セットでは、ワンマンショーを繰り広げる。ファーストサーブの成功率は88%と9割に迫り、14本中10本と、ポイント獲得率も70%を超える割合を示した。また、セカンドサーブを余儀なくされたポイントでも、獲得率は100%と、まさにハレプに付け入る隙を与えず、試合の主導権を握った。

結局、ウォズニアッキの出来が良過ぎたのか、1ゲームも与えずに、6-0でウォズニアッキが第1セットを奪取。圧倒的な実力を見せ付けた。

第2セットでも、ウォズニアッキは勢いを失わずに、ハレプを攻め続ける。キープこそ許すものの、第4ゲームでハレプのサービスをブレーク。またリードが生みだされた。

そのまま5-2で迎えて、あと1ゲームで勝利となる第8ゲーム、ハレプのサービスで、ウォズニアッキは、ハレプを2セット目で2回目となるブレークを達成し、勝利を決定付けた。

明日26日には、「WTAファイナルズ」の次戦として、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)とガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)とカロリーナ・プリスコバ(チェコ)の試合が予定されている。(テニスデイリー編集部)

※写真は「WTAファイナルズ」のハレプ戦で、キレキレのストロークもフットワークを見せたウォズニアッキ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)