大岩ジャパンがロス五輪へ向けて幸先の良い船出を切った(C)Getty Images サッカーU-22日本代表がウズベキス…

大岩ジャパンがロス五輪へ向けて幸先の良い船出を切った(C)Getty Images
サッカーU-22日本代表がウズベキスタンで開催された『Mirabror Usmanov Memorial Cup』で2連勝し、大会制覇を果たした。大岩剛監督率いる若き代表チームは、初陣となった海外遠征で幸先の良いスタートを切った。
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日本は今回、9月にチリで行われるU-20ワールドカップの代表候補メンバーが招集され大会に臨んだ。20歳以下の顔触れで構成されたチームで、U-22サウジアラビア、U-22ウズベキスタンとの2試合を戦い、それぞれ5-1、2-0のスコアで勝利を収めている。この世代の最終目標である2028年ロサンゼルス五輪出場、さらにはメダル獲得に向け、アジアの強豪国から白星を掴み、力強く第一歩を刻んだ。
昨年行われたパリ大会に続き、五輪世代を統率する大岩監督の下、日本の若きプレーヤーが国際舞台でさっそく存在感を放った。そして、アジアトップクラスの選手層を示すこととなった大岩ジャパン躍進のニュースは、韓国メディア『スポーツ朝鮮』英語版の中でも大きく扱われている。
同メディアは日本の大会制覇を受け、「規模の大きな大会ではないものの、日本のU-22代表は『消化試合』のような姿勢で臨んだわけではなかった。9月に控えるAFC U-23アジアカップ予選に向けての準備の一環として、この大会に臨んでいたのだ」と戦いぶりを称賛。
さらに、「この結果を軽視できない理由は、サウジアラビアとウズベキスタンのアンダー世代代表が近年非常に好成績を残しているからだ」と主張。日本以外の参加国それぞれのレベルの高さについて、「直近の大会結果だけを見てもこの2か国は韓国よりも優れた成績を収めてきた」と説いており、続けて「そんな強国が日本相手に本来の力を発揮することすらできずに敗れ去ったのである」と分析する。
他にも同メディアは、今月開催されたE-1選手権での日本の優勝、大会連覇や、韓国の対日本戦3連敗などの戦績を並べ、「韓国は屈辱を味わうこととなった」と隣国の強さを訴えており、その上で、改めて大岩ジャパンの結果に言及。「たとえ大会の重要度が高くなかったとしても、U-22代表のカップ戦優勝は、日本サッカー全体の勢いをさらに後押しする結果となった」と綴っている。
第2次大岩ジャパンの船出は、ロス五輪を目指し鎬を削るであろうライバル国メディアも脱帽するほど、チーム力の高さを印象付けた。3年後のロスでメダルを掴むべく、引き続き育成年代でも結果にこだわる戦いを続けていく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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