◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前情報◇ロイヤルポースコール(ウェールズ)◇6580yd(パー…

かのーふぁん・かふらんぐぁい?

◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前情報◇ロイヤルポースコール(ウェールズ)◇6580yd(パー72)

「AIG女子オープン」(全英女子)8度目の畑岡奈紗も、駐車場の看板を見て首をひねった。「全然分からない文字で、ナニコレ…って思って」。看板には『PARCIO』の表示。調べてみたら、1500年以上もの歴史があるいにしえの言語で『駐車場』を表す単語だった。

全英初開催となるウェールズには、英語と並ぶ公用語の「ウェールズ語」が存在する。大会の至る場所には英語と一緒にウェールズ語が。

例えば、
「RECYCLE HERE」(リサイクルはここ) /「AILGYCHU YMA」
「GRANDSTAND ENTRANCE&EXIT」(観客席の出入り口)/「MYEDIAD I’R PRIF STAND」
「OFFICE OPENING HOURS」(オフィス営業時間)/「ORIAU AGOR Y SWYDDFA」

もう、どの単語が何を表すのか全く分からない。現地の人の日常会話は、このいにしえの言葉たちで行われているのだろうか。

「いやいやムリムリ、全然話せない。小学校で習うから読めるけど、会話は全然ムリ」とウェールズ出身のスタッフさん。2021年の英国の国勢調査によると、ウェールズ語を話せるのは人口約310万人のうち約17%(約53万人)だけ。北西部に行くと、話せる人が多いのだとか。

ちなみに、「メディアセンター」を表すウェールズ語「CANOLFAN CYFRYNGAU」の読み方を聞いてみたら、「かのーふぁん・かふらんぐぁい」(※わたしの耳にはそう聞こえた)。あしたになったら読み方を忘れていそうだけど、ウェールズ語、ちょっと面白いぞ。(ウェールズ・ポースコール/谷口愛純)