第107回全国高校野球選手権大会に福島代表で出場する聖光学院が29日、同校グラウンドで本格的な練習を再開した。 午前9…
第107回全国高校野球選手権大会に福島代表で出場する聖光学院が29日、同校グラウンドで本格的な練習を再開した。
午前9時から4時間半ほどシートノックや、走者を置き試合形式での実戦練習などで汗を流した。斎藤智也監督は「まだバタバタしてろくに練習できないが、これから高い山に登っていくことになる。選手には覚悟を求めている」と言う。
竹内啓汰主将は「目標は日本一。次のステップを見すえてやっていきたい」と意気込みを語った。
練習後には、同校OBでギョーザ店を営む佐藤吉則さん(76)が準備した130人分2600個のギョーザが、直径1メートルの鉄鍋で焼かれ、その場で選手たちに振る舞われた。
店で出すギョーザより肉の量が1.5倍という特別製。福島市飯坂町の本店の近くにはかつて聖光学院の寮があり、野球部員も店を利用していたという。
「甲子園に出たら腹いっぱい食べさせてやるよ、と言ってきた。もう20年ぐらいになるかな」
夏休みのかき入れ時で甲子園には行けないが、テレビでの観戦を楽しみにしているという。(荒川公治)