第107回全国高校野球選手権山形大会で優勝した日大山形の選手らが29日、県庁などを訪れ、甲子園に向けた意気込みを語った…

 第107回全国高校野球選手権山形大会で優勝した日大山形の選手らが29日、県庁などを訪れ、甲子園に向けた意気込みを語った。

 県庁を訪れたのは渡部正信校長、荒木準也監督、園田剛樹部長、岩下瑛斗主将、佐藤塁選手、本田聖投手。日大山形は山形大会の決勝では、昨夏優勝の鶴岡東を5―4で破り、2年ぶり20回目の優勝を飾った。高橋徹副知事は「甲子園では、一緒に戦った県内のほかの高校球児の思いも背負って、大いに頑張ってきてください」と激励し、県内産のお米「つや姫」「雪若丸」などを贈った。

 岩下瑛斗主将は「優勝できたのはたくさんの人の支えがあったから。甲子園でも感謝の気持ちを忘れず、日大山形らしく泥臭いプレーで、県民のみなさまに感動と勇気を与えられるよう精いっぱい頑張ってきます」と活躍を誓った。

 これまで甲子園での最高の成績は2013年の4強。荒木準也監督は「初戦が大事。初戦の壁を乗り越えると、チームが飛躍する。まずは初戦をしっかりと勝ちたい」と語った。

 日大山形の選手らは市役所や朝日新聞山形総局なども訪れた。

 31日には体育館で壮行式を開き、1日に甲子園に向けて出発する。全国高校野球選手権大会は5日に開幕する。(黒川和久)