全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は29日、新たにテニス、ボクシング、バレーボール男子、ソフトテニス女子、サ…

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は29日、新たにテニス、ボクシング、バレーボール男子、ソフトテニス女子、サッカー女子が始まり、9競技が6県で行われた。

 京都府勢は、レスリング女子68キロ級で京都八幡の安見心選手が優勝を果たした。陸上競技では、男子1600メートルリレーで洛南が高校新記録で優勝し、女子三段跳びで西城陽の西村玲奈選手が準優勝した。

  陸上女子1600メートルリレーで準優勝の京都橘・竹田奏選手(3年) 「日本一と高校新記録に届かず悔しい。3年生11人でリレーのメンバー争いをして、 切磋琢磨せっさたくま してきたから、ここまでこられた。全力でやりきり、達成感でいっぱい」

またも準V、リベンジ誓う…女子三段跳び・西村選手

 西城陽の西村玲奈選手(3年)が陸上女子三段跳びで準優勝した。

 「またこれか」。優勝した山形商の菅野穂乃選手が喜ぶ姿を見て唇をかみしめた。

 昨年10月の大会で菅野選手に最後の跳躍で記録を抜かれ準優勝。今大会では決勝の3回目で12メートル77と自己ベストを更新した。だが「抜かされるのでは」という不安がつきまとい、菅野選手の跳躍を見ていた。じっと座っていられないほど緊張していた。

 菅野選手の4回目で同じ記録に並ばれた。2番目の記録の差で負け、再び準優勝となった。

 ライバルを上回ることができなかったが「絶対やり返す。この悔しさを生かして大きいタイトルをとりたい」と飛躍を誓った。