サッカーJ2で首位を快走する水戸ホーリーホックで主力ディフェンダーを務める大崎航詩選手(27)と板倉健太選手(23)が…

 サッカーJ2で首位を快走する水戸ホーリーホックで主力ディフェンダーを務める大崎航詩選手(27)と板倉健太選手(23)が29日、茨城県常陸太田市の竜神大吊橋(おおつりばし)で高さ約100メートルのバンジージャンプに挑戦した。2人は悲願の「J1昇格」「優勝」と絶叫して飛び降り、8月のリーグ戦再開に向けて士気を高めていた。

 両選手が「PR大使」を務める同市のPR動画撮影の一環で実施された。ホーリーホックでは安藤瑞季選手(26)が2年前にバンジージャンプに挑み、直後のホーム戦でハットトリックを達成した験の良い場所だという。

 バンジージャンプは初体験という大崎、板倉両選手。「以前から楽しみにしていた」という大崎選手に対し、板倉選手は「無理かも」と弱気な一面ものぞかせていた。

 それでも橋に立つと、2人とも両手を広げて難なく飛び降りた。大崎選手は「自然に囲まれた景色を見て一皮むけた気がする」。板倉選手も「橋から下の風景が鮮明に残った。心が広くなり、怖いものがなくなった」と笑顔を見せた。

 J1昇格へ勝負の後半戦にさしかかる。大崎選手は「テンションを上げていき、残りの試合も全力で走り抜ける」と意気込み、板倉選手は「まとまった練習が積めているので、調子の良さをキープしていきたい」と言葉に力を込めた。

 次戦は8月3日、アウェーでロアッソ熊本と対戦する。(原田悠自)