◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前情報(29日)◇ロイヤルポースコール(ウェールズ)◇6580…
◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前情報(29日)◇ロイヤルポースコール(ウェールズ)◇6580yd(パー72)
桑木志帆のもとに吉報が届いたのは、25日(金)夜のことだった。「世界ランキングトップ50」に出場権が付与される6月30日時点では78位だったが、上位選手の資格重複により繰り上がりで出場が決定。「すぐ、決めました」と遠征先の千葉から土曜の夜に羽田に向かい、日曜朝に英国へ向かう飛行機に飛び乗った。
2週前の「明治安田レディス」(59位)を終えて、前週は千葉でトレーニングやラウンドレッスンを受けていた。岡山の自宅に戻る時間はなかったが、ゴルフ道具は一式ある。「あったかい服装を持ってきていなくて」と防寒装備は心もとないが、「全英が下りてくるかも」と諦めていなかったため、心の準備はできていた。
とはいえ、当初は資格が下りてくるのは「10番目」と言われていたため、少し希望を失いかけていたのも事実。「あー、無理かなと思っていたので、結構うれしかったです」と喜んだ。全英女子オープンは初出場だが、海外メジャーは6月「全米女子オープン」、「全米女子プロ」に続いて今季3戦目になる。「余裕は全然ないですけど、KPMG(全米女子プロ)ですごく悔しい思いをしたので、それを晴らせるように頑張りたい」と、予選落ちだったメジャー2戦目のリベンジをかけて渡英した。
現地時間の日曜夜に到着すると、月曜から18ホールを回ってコースチェック。この日も朝から9ホールを回り、開幕前日の30日(水)も9ホールをプレーして最終調整を行う。「アメリカとは、また違った難しさ」というコースは総距離こそ6580ydで、今季経験したメジャー2試合に比べたら短いが、海から吹きつける強烈な風がリンクス特有の難しさを演出する。「アゲンストが吹くと乗らないホールも出てくる」とグリーン50yd手前までしか運べないホールもあった。
強風対策はクラブを替えず、「コンパクトにして、ハーフスイングっぽく」と打ち方を工夫して臨む予定。「とりあえず、予選通過はしたい」とまず週末を目指しつつ、今季最後の海外メジャーを楽しみたい思いも強い。9ホールの練習ラウンドを終えると「プロショップ、見に行きたいな」とショッピングの時間もしっかり確保。「最近は日本でもあまり成績が出せていないので、とにかく楽しむことを目標に」と笑顔で話した。(ウェールズ・ポースコール/谷口愛純)