グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とマリン・チリッチ(クロアチア)が揃って「ATPファイナルズ」出場権を獲得したとATP公式サイトが報じている。ウィーンで開催中の「エルステ・バンク・オープン」の1回戦で同じく「ATPファイナルズ」出場を…

グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とマリン・チリッチ(クロアチア)が揃って「ATPファイナルズ」出場権を獲得したとATP公式サイトが報じている。ウィーンで開催中の「エルステ・バンク・オープン」の1回戦で同じく「ATPファイナルズ」出場をかけて争っていたサム・クエリー(アメリカ)が敗退したことにより、2人の出場が確定した。ディミトロフにとっては初めて、チリッチは2014年と2016年に続く3回目の出場となる。

これで8人のうち、世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)、6回優勝しているロジャー・フェデラー(スイス)、初出場で若干20歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、2回目の出場となるドミニク・ティーム(オーストリア)を含めた6人の出場が決定。

ディミトロフは今年8月にシンシナティで開催された「ウェスタン&サザン・オープン」でマスターズ1000初の栄冠を手にし、ATPワールドツアー250のタイトルも2つ獲得している。

チリッチは「TEB BNP パリバ イスタンブール・オープン」で優勝し、「ウィンブルドン」と「AEGON選手権」では決勝に進出。現在キャリア最高の世界ランキング4位につけており、10年連続でATPツアーのタイトルを獲得している。

「自分にとってまた1つ、とても素晴らしい成果です。4年で3度の『ATPファイナルズ』出場です。チームと自分のシーズン当初からの目標でもありましたし、それが達成できて嬉しいです」とチリッチは語った。

「ATPファイナルズ」出場の残りの椅子はあと2つ。出場権をかけたポイントレースでは、今シーズン欠場が決まっているノバク・ジョコビッチ(セルビア)とスタン・ワウリンカ(スイス)を除き、ダビド・ゴファン(ベルギー)、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)、クエリー、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)の順で続いている。(テニスデイリー編集部)※写真は「ATPファイナルズ」への出場が決定したチリッチ(上海ロレックス・マスターズのときのもの)

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)