ア・リーグ最強打線を圧倒、「彼の球種全てがうまく噛み合っていた」 ドジャースのエース左腕クレイトン・カーショーが、24日…

ア・リーグ最強打線を圧倒、「彼の球種全てがうまく噛み合っていた」

 ドジャースのエース左腕クレイトン・カーショーが、24日(日本時間25日)に本拠地で行われたアストロズとのワールドシリーズ第1戦で圧巻の投球を披露した。7回を投げて3安打1失点。11三振を奪いながら、わずか83球という驚異的な投球だった。チームを3-1の勝利に導いたメジャー最強左腕について、デイブ・ロバーツ監督も「特別な夜になった」と絶賛している。

 まさにカーショーの「夜」だった。初回から3回1死でレディックに右前打を許すまで、7打者連続アウトと圧巻のスタート。4回に先頭ブレグマンに左翼への同点ソロ弾を浴びたが、その後もアストロズ打線を寄せ付けなかった。83球のうち57球がストライク。積極的にストライクゾーンを攻め、ア・リーグ最強打線を圧倒した。

 絶大な信頼を寄せて初戦のマウンドに送り出したロバーツ監督は試合後、「彼は実際に素晴らしく、横(ベンチ)から見ててもそれがわかったけど、空振り三振やスライダーの曲がり具合、速球の制球、バックドアのカットボール、そしてカーブ。久しぶりに彼の球種全てがうまく噛み合っていた」と絶賛した。

 ワールドシリーズで11奪三振&無四球を達成したのは、1949年にドジャースのドン・ニューカム氏が達成して以来、史上2人目の快挙。11奪三振以上を記録したのは、2001年ランディ・ジョンソン氏(ダイヤモンドバックス)以来16年ぶりとなった。

「投げるべきところに、そして投げたいところにピッチングしていた」

「彼はうまく制球を続け、球速も保っていた。投げるべきところに、そして投げたいところにピッチングしていた。クレイトンにとって特別な夜になった」

 称賛以外の言葉は出てこなかった。

 ドジャースは8回を2番手モロー、9回は最強守護神ジャンセンがパーフェクトに抑えて快勝。カーショーは83球で余力を残して降板することとなった。

 試合後、中4日での登板が濃厚な第5戦のことを考えての采配かと聞かれた指揮官は「続投させることもできたかって? もちろんだ。ただ、ブルペンに継投させた方が気持ち的にもベターかなと思ったんだ」と説明。さらに続投すれば、カーショーは大記録を達成していたかもしれないが、ポストシーズンに入ってから抜群の安定感を見せるブルペンは、第2戦以降で大きな役割を果たすことになる。状態を維持させることは不可欠なだけに、今ポストシーズンで救援投手として快投を続ける前田健太を加えて「ブルペン3本柱」を形成するモロー、ジャンセンをマウンドに上げたようだ。29年ぶりの世界一へ、まさに盤石の戦いぶりとなっている。

 打線も6安打に終わったものの、好調テイラー、主軸ターナーが本塁打を放ち快勝。投打が噛み合い、幸先のいいスタートを切った(Full-Count編集部)