夏の甲子園を目指して43校42チームが出場した第107回全国高校野球選手権大分大会は26日、明豊の5年連続11回目の優…

 夏の甲子園を目指して43校42チームが出場した第107回全国高校野球選手権大分大会は26日、明豊の5年連続11回目の優勝で幕を閉じた。熱いプレーを続けた大分の球児たちの夏を振り返る。

 6日の開幕試合では竹田の秋好晋之介選手が豪快な大会第1号の本塁打を放ち、球場を沸かせた。7日は佐伯鶴城と大分東明が延長十一回タイブレークの熱戦を演じた。

 ノーシードの奮闘も光った。大分雄城台と日田林工はシードを破って8強に。鶴崎工は3回戦でシード大分豊府を1点差で振り切ると、準々決勝では11点を奪い、シード大分商にコールド勝ちし、4強入りを決めた。

 迎えた準決勝。波に乗る鶴崎工打線を、明豊は大堀羚斗と大浦崇輔の2投手のリレーで零封。大分舞鶴はエース秋田康介投手が好投し、春の選抜出場校・柳ケ浦との接戦を制した。

 決勝は、この5年で4度目となる明豊と大分舞鶴の対戦。「打倒明豊」を誓う大分舞鶴は一回裏、主軸の三浦佑樹主将と四井真人選手の連打で1点を奪った。明豊は今大会で初めて先行を許し、秋田投手の「魂」の力投を前に六回まで無得点。

 だが明豊は好守で流れを引き寄せ、七回に敵失で追いつくと、九回も相手の失策で勝ち越し。六回から登板したエース寺本悠真投手が追加点を許さず、5連覇を決めた。

 ◇猛暑対策が効果

 年々厳しさが増す暑さ対策として、大分県高校野球連盟は新しい試みを取り入れた。スポーツ飲料をシャーベット状に凍らせた「アイススラリー」をベンチに入る選手と記録員、審判に全試合で配布。飲むことで深部体温を下げる効果があるという。チームや選手らによる対策も進み、暑さで試合中に足がつる選手が少なめだった。観客や選手、球場補助員らが熱中症の疑いで搬送されることも以前はあったが、今年はなかったという。

 全国選手権は8月5日に開幕。1日に開幕試合のオンライン抽選、3日にそのほかの抽選会がある。(大村久)