134校132チームが参加した福岡大会は27日、西日本短大付が2年連続8回目の優勝を決め、閉幕した。約3週間にわたって…
134校132チームが参加した福岡大会は27日、西日本短大付が2年連続8回目の優勝を決め、閉幕した。約3週間にわたって繰り広げられた熱戦を振り返る。
西日本短大付の打線はチーム最多の10安打を放った1番打者の奥駿仁選手(3年)から始まり、下位まで切れ目がなかった。2年連続で決勝で本塁打を放った捕手の山下航輝選手(3年)をはじめ、好機に強い打者が多かった。
エース右腕、中野琉碧投手(3年)は得意の変化球をいかした打たせて取る投球で相手打線を翻弄。左腕の原綾汰投手(3年)も制球力をいかした丁寧な投球が光った。左右の「ダブルエース」で全6試合を投げ切り、失点は4。甲子園でも2人の投球の出来が浮沈の鍵を握りそうだ。
2年ぶりの優勝を狙った九州国際大付は昨秋と今春の県大会では振るわなかったが、今大会は投打に充実した内容で勝ち上がった。
中でも1、2年生の活躍が目をひいた。1番打者の牟礼翔選手(2年)、4番で捕手の城野慶太選手(2年)はチーム最多タイの打点をあげた。投手と野手で出場した身長187センチの岩見輝晟選手、遊撃手のレギュラーをつかんだ吉田秀成選手はともに1年生。彼らが残る新チームにも期待がかかる。
今大会からシード校の16校は2回戦ではなく3回戦からの登場となったが、優勝を争うとみられていた実力校が早い段階で敗退するケースも相次いだ。
今春の県大会優勝校の東筑は2017年以来となる夏の甲子園の出場を目指したが、4回戦で九産大九州に競り負けた。昨年の準優勝校で投打に安定感があった福岡大大濠も5回戦で、4強に進んだ東筑紫学園に敗れ、姿を消した。
一方で創部5年目の八女学院は投打でセンスを見せた石飛太基選手(3年)の活躍もあり、初の8強入りを果たした。
公立校の躍進も目立った。ノーシードから北筑、福岡工、福島の3校が8強入り。福島との公立校対決を制した福岡工は準決勝でも西日本短大付と中盤まで競った展開を見せ、大会を盛り上げた。(山本達洋)