(28日、第107回全国高校野球選手権奈良大会 天理3―2智弁学園) 天理の3投手がそれぞれの役割を果たした。先発松村…

 (28日、第107回全国高校野球選手権奈良大会 天理3―2智弁学園)

 天理の3投手がそれぞれの役割を果たした。先発松村晃大は5回途中1失点と試合を作り、打っても二回に逆転3ラン。五回無死一塁で救援した左腕橋本桜佑は、左打者が並ぶライバル智弁学園の中軸を抑えた。

 際立ったのは制球のいい3番手右腕長尾亮大。1点差に迫られた七回1死満塁で救援し、2者連続で打ち取った。九回2死満塁も「やってきたことを信じた」。外角の直球で押し込み、春夏連続の甲子園出場を決めた。

 継投策は5~6パターンあり、全5試合をいずれも3投手以上の継投で制した。藤原監督は「突出した投手はいない。全員が一つになったのが勝因」。(平田瑛美)