かつてのF1王者を強い食へのこだわりで説き伏せた角田(C)Getty Imags 日本愛に溢れた返答が話題を呼んでいる。…

かつてのF1王者を強い食へのこだわりで説き伏せた角田(C)Getty Imags
日本愛に溢れた返答が話題を呼んでいる。
発信者となったのは、F1の名門レッドブルに所属する角田裕毅だ。現地時間7月26日に行われたF1今季13戦となるベルギー・グランプリ(GP)の予選後に、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに対応。そこで、解説を務める2016年のF1王者ニコ・ロズベルグ氏と自身が勧める日本グルメについて大いに語らった。
【動画】フェルスタッペンに迫った好レース 角田裕毅の快進撃を見る
キッカケは、ロズベルグ氏の問いかけだった。かつてのカリスマ王者は、インタビュー終盤に今年9月に家族と訪日することを切り出し、「個人的なことなんだけど、僕はもうすぐ家族と日本を旅行するつもりなんだ。東京からスタートするんだけど、ぜひアドバイスをいただけないか」と角田に助言を求めた。
これにすんなりと応じた角田は、口調が急ピッチに変化。興奮気味に「ラーメンは絶対に食べて!」と強調。将来的なレストラン経営への憧れを公言するグルメっぷりを披露した。
「ラーメンは世界で過小評価されている食べ物だと思うんだ。あと寿司もそうだけど、日本食はヨーロッパで食べるものと、日本で食べるものは全然違うんだよ。そこには大きな隔たりがある。特に日本はラーメンに対する作り手の努力の量が尋常じゃない。スープ一つ作るのに12時間だったり、24時間もかけたりするからね。そういったこだわりのラーメンをぜひ食べてもらいたいんだ」
日本食へのこだわりを熱弁し、ロズベルグ氏を圧倒した角田は、「それ以外なら京都には、ぜひ足を運んでもらいたい。京都は日本のトラディショナルで素敵な部分を多く感じることができる」と観光名所も厳選。あまりに饒舌になり、ノンストップで話し続けるため、番組関係者がインカムを通じてストップする異例の展開となった。
ロズベルグ氏も「良いことを聞いた」とばかりに笑顔で聞き入った角田の“日本観光のススメ”。そのやり取りは、実に興味深いものとなった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】体制激動もエースとの扱いの差は“不変” 再開目前に角田裕毅が漏らした名門レッドブルの内情「残念。理想的ではないけど…」
【関連記事】F1後半戦で“結果を出さなければならない4名”の1人に角田裕毅 「不必要な接触を起こす場面が増えている」専門メディアが指摘「深刻な問題だ」
【関連記事】「なぜ僕だけが遅いのか」――尽きぬ角田裕毅の苦悩 “スランプ”に陥る25歳に突き付けられたシビアな現実「レースに救いがない」