名古屋場所で最年長金星&三賞を獲得した玉鷲(C)産経新聞社 新横綱・大の里、新会場IGアリーナでの開催などで注目された大…

名古屋場所で最年長金星&三賞を獲得した玉鷲(C)産経新聞社

 新横綱・大の里、新会場IGアリーナでの開催などで注目された大相撲名古屋場所は、東前頭15枚目の琴勝峰が13勝2敗で初優勝を飾った。

 初めて賜杯を抱いた25歳の苦労人の一方、40歳が強烈な輝きと存在感を放った。西前頭4枚目の玉鷲が、11勝4敗の好成績で、自身3度目の殊勲賞を獲得。7月26日の千秋楽では、欧勝馬を力強く寄り切り、受賞に花を添えた。

【写真】40歳とは思えない体の張り…玉鷲ら三賞受賞力士をチェック

 通算872勝目。優勝32回を誇る大横綱・大鵬に肩を並べてみせた。10日目には大の里から、40歳8カ月での最年長金星をゲット。最年長三賞を大きく引き寄せた。

 衰え知らずの玉鷲に対しては、「すごい40歳だ」「泣かせるわ〜」「誰もが応援したくなる力士」「体のケアに手を抜かず、人柄も素晴らしい」などと、X上でも驚嘆の声が挙がった。また、玉鷲と同世代とみられるファンからは、こんなコメントも寄せられた。

「玉鷲が活躍してくれると、諦めずに自分も頑張ろうと思える」
「玉鷲、俺も私もまだまだ頑張らないと、って多くの大人たちに気合いを入れてくれた」

 まさに“アラフォーの星”。年齢を重ねても、第一線で活躍を続ける姿が、多くの人を勇気づけているようだ。

 その玉鷲は、大相撲を生放送するNHKの三賞インタビューでは「楽しかったです」と振り返り、「最年長?関係ないっス」「40歳?あんま変わりないです」と年齢を意に介さない様子だった。

 今後の抱負を問われると「玉鷲らしく、楽しく、荒々しく取りたい」と息巻いた大ベテラン。40歳10カ月で迎える秋場所では、三役復帰にも注目が集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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