高校総体は27日、ソフトテニス男子団体が山口県宇部市で行われ、岡崎城西(愛知)が決勝で東北(宮城)を2―1で破り、初優…
高校総体は27日、ソフトテニス男子団体が山口県宇部市で行われ、岡崎城西(愛知)が決勝で東北(宮城)を2―1で破り、初優勝を果たした。
一斉スタートのダブルス3試合で争い、先に終わった2試合は1勝1敗。残る1戦は、ファイナルゲームにまでもつれこんだ。岡崎城西の木崎天満(3年)、塚本光琉(1年)組が息をのむような激戦を制し、初の日本一をもたらした。
左右に揺さぶられ、塚本に疲れが見え始めていた終盤。後輩をカバーするように木崎が前衛で素早くコースを狙い、ポイントを重ねた。4月に大学生や社会人も参加した全国大会のシングルスで優勝したルーキーに「ずっと頼っていたから」と主将の意地を見せ、激戦は決着。コートになだれ込んだチームメートと喜びを爆発させた。
尽誠学園(香川)や高田商(奈良)などとの差を埋めようと、ビハインドの場面などを想定した練習を重ねてきたという。3年前の総体2回戦で岡崎城西が尽誠学園に惜しくも敗れたのを見て、「日本一をとりたい」と志した3年生たち。そこに頼もしいルーキーたちも加わって、新たな歴史の一ページを刻んだ。