2025年夏の第107回全国高校野球選手権静岡大会は28日最終日を迎え、決勝戦が予定されている。夏の頂点を決める戦いは、…
2025年夏の第107回全国高校野球選手権静岡大会は28日最終日を迎え、決勝戦が予定されている。夏の頂点を決める戦いは、決勝を戦う静岡と聖隷クリストファーに絞られた。
偏差値70程度を誇る進学校・静岡が、4年ぶり27度目の夏甲子園を目指す。県内でトップクラスの学力と、圧倒的な夏甲子園出場回数を誇る伝統校が、頂点に王手をかけた。
対するは、世代屈指の2年生左腕と評判の高い、髙部 陸投手(2年)を擁する聖隷クリストファー。最速は147キロを誇り、キレのある直球に加え、チェンジアップをはじめとする多彩な変化球を操る。来年ドラフト候補にも間違いなく名前が挙がりそうだ。ソフトバンクに入団した元大阪桐蔭(大阪)の左腕、前田 悠伍投手を彷彿させると素質の高さが買われている。
今年の春は100球以内の完封「マダックス」を達成。この夏も5試合中、先発2試合を含め4試合に登板。21回を投げて、25三振を奪い、わずか2失点。評判通りの結果を残している。県内屈指の「秀才軍団」をねじ伏せて、悲願の春夏通じて初の甲子園出場を決めることができるか。