(27日 第107回全国高校野球選手権京都大会決勝 京都国際4-3鳥羽) 鳥羽の主将は5番打者の村上冬万(とうま)さん…
(27日 第107回全国高校野球選手権京都大会決勝 京都国際4-3鳥羽)
鳥羽の主将は5番打者の村上冬万(とうま)さん(3年)だ。昨年春に鎖骨を骨折した村上さんは今大会、19日の4回戦から先発出場。3回戦までは途中出場だった。
骨折をしたのは昨年春の府大会。準々決勝で京都国際と対戦中、当時の主将・川合尚吾さんと衝突。右鎖骨を骨折してしまった。
2年生の時はけがと手術の影響でプレー出来なかった。昨年夏の大会はベンチ入り出来ないなか、川合さんと甲子園に行くことを約束。2人の帽子には、それぞれ「共に甲子園へ」という言葉が書かれている。
昨年の夏はスタンドで帽子を握りしめながら応援した。チームがピンチの時も帽子を見て「一緒に甲子園行くんや」と自分に言い聞かせた。しかし、準決勝で敗退した。
昨年夏の大会後、新チームが発足。けがでプレー出来ないなか、村上さんは主将になった。「任されたときは自分がチームを勝たせるという気持ちだった」と振り返る。
今大会の決勝当日も、村上さんはピンチのとき、帽子を見て、力をもらった。しかし終盤に逆転され、あと一歩、及ばなかった。
来年にむけて村上さんは今年、主力として戦った重久善健(しげひさぜんけん)さん(2年)に「共に甲子園へ」という思いを託すつもりだ。「自分たちは決勝で止まってしまった。後輩には優勝してほしい」(石山綾香)