(27日、第107回全国高校野球選手権長崎大会決勝、創成館4―3九州文化学園) 創成館のエース森下が168球の熱投で、…
(27日、第107回全国高校野球選手権長崎大会決勝、創成館4―3九州文化学園)
創成館のエース森下が168球の熱投で、チームを3年連続の甲子園に導いた。最速149キロの右腕。疲労もあって球速にはこだわらず、「球の回転数を上げるため、スピンのかかりを意識した」。十一回途中で救援を仰いだのも、「仲間に託した方が勝てる」と冷静に戦況をみていた。
階段ダッシュや筋トレなど自主練習に励み、1年生の時は55キロだった体重は今や69キロ。稙田監督は「勝たせられる投手になってきた」。過去2年、創成館は夏の甲子園で1勝ずつ。森下は「相手を圧倒する投球をしたい。目標はベスト4」。より一層の成長を遂げるには、もってこいの舞台が待っている。(金子智彦)