(第107回全国高校野球選手権千葉大会決勝 市船橋8―7八千代松陰=延長十回タイブレーク) 市船橋はタイブレークの延長…
(第107回全国高校野球選手権千葉大会決勝 市船橋8―7八千代松陰=延長十回タイブレーク)
市船橋はタイブレークの延長十回に4点を先行されても、これまでやってきたことを心がけた。
「ボール球に手を出さず、振っていこう」と海上(うながみ)監督。その指示通り、1番大木から2者連続四球を選んで1点を返すと、花嶋の2点二塁打と犠飛で同点に。最後は川崎が中前にサヨナラ打をはじき返した。
チームは準決勝までの6試合で5点差以上の差をつけ、攻撃力に自信を深めてきた。その根底にあったのは、確かな選球眼だった。
逆転サヨナラ勝ちで、3年ぶりの夏の甲子園へ。海上監督は「焦った感じがなかったので、本当に成長したな」と目を細めた。(笠井正基)