(27日、第107回全国高校野球選手権山口大会決勝 高川学園10―3南陽工) 一回から打者一巡で攻めた高川学園が、南陽…
(27日、第107回全国高校野球選手権山口大会決勝 高川学園10―3南陽工)
一回から打者一巡で攻めた高川学園が、南陽工の連覇を阻止した。
南陽工には昨夏の準決勝、今春の県大会で惜敗していた。今大会の5試合すべてで先発登板した背番号「10」の2年生右腕、木下瑛二は「緊張していたけれど、先輩が(一回の)打撃で落ち着かせてくれた」。五回途中からは3年生左腕の松本連太郎が救援した。
140キロ台の速球で押す木下に対し、松本は制球力が武器。「最後はレフトフライを打たせるから」と、試合前に後輩に告げていた通り、27個目のアウトは左翼手になっていた木下がつかんだ。
松本は「出来すぎですけど、甲子園でもそのくらい自分たちの野球ができるようにしたい」。(上山浩也)