トーレスを危なげなく退け、きっちりと勝ち切った扇久保(C)RIZIN FF 現地時間7月27日、格闘技イベント「超RIZ…

トーレスを危なげなく退け、きっちりと勝ち切った扇久保(C)RIZIN FF

 現地時間7月27日、格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」がさいたまスーパーアリーナで行われ、激戦必至のRIZINフライ級トーナメントも開幕。1回戦となる5試合が実施され、優勝候補の扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)は、ホセ・トーレス(米国)に判定(3-0)で競り勝った。

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「トーナメント全体を通してどういう風に過ごしていけばいいのかっていうのはたくさん経験してきた。長期間になるんで、メンタルコントロールっていうのも大事。フィジカル的な怪我とかも色々これから出てくると思う」

 そう冷静に先を見据えて試合に挑んだ38歳のベテランは、米総合格闘技団体『UFC』での実績も持つ難敵を危なげなく退けた。

 1ラウンドからグラウンドの攻防を絡めた巧みな試合運びで優位に進めた扇久保は、トーレスの打撃にやや手を焼いた感もあったが一切慌てず。相手が前がかりになった最終ラウンドでも主導権を握り、ポイントをしっかりと奪い取った。

 総勢10人が参戦する一大トーナメントで優勝候補と目されるトーレスを撃破した扇久保。狙ったフィニッシュまでは持ち込めなかったものの、味のある戦いぶりで「事実上の決勝戦」とも言われたマッチアップを制した38歳は、試合後の会見で「勝てて良かった。ちょっと疲れました」と苦笑いを浮かべながら、淡々と語った。

「今日は本当に寝技に自信があったので、フィニッシュに持ち込みたかったんですけど、トーレスは思ったよりも腰が強くて、力も強かった。でも、あれが僕のスタイルなので。とにかく最後まで貫こうと思いました」

 まだまだ先は長い。それは先述のコメントにあるように本人も十分に承知の上だ。だからこそ、元UFCファイター撃破にも浮足立つ姿は見られなかった。2回戦はファン投票で決められるが、そこにも扇久保はクレバーに語る。

「全てにプレッシャーはある。でも、そこを乗り越えてやっていこうと決めているので、覚悟はできている。1週間ぐらい休んでからすぐに次に向けて準備しようと思う」

 自ら指名した難敵を退け、自信を深める扇久保。虎視眈々と頂点を見据える男は燃えている。

[取材・文/構成:ココカラネクスト編集部]

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