(27日、第107回全国高校野球選手権群馬大会決勝 健大高崎4―3前橋育英=延長十一回タイブレーク) 第107回全国高校…

(27日、第107回全国高校野球選手権群馬大会決勝 健大高崎4―3前橋育英=延長十一回タイブレーク)

 第107回全国高校野球選手権群馬大会の決勝が27日、上毛新聞敷島球場であり、健大高崎が前橋育英を4―3で破って優勝を決めた。8月5日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する全国選手権大会へ出場する。出場は2年連続5回目となる。

 甲子園出場は4季連続。選抜大会では昨春に優勝したが夏は8強が最高で、初の全国制覇を狙う。

 健大高崎は三回表に3点を先制されたが、直後の攻撃で同点に追いついた。六回からは昨春の選抜大会の優勝投手で、左ひじの内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)から復帰した左腕の佐藤龍月が登板し、2回を無失点に抑えた。八回からは背番号「1」の石垣元気が登板した。

 九回を終えて3―3で決着が付かず、無死一、二塁から始まるタイブレークに突入。十回、十一回と相手の攻撃を無失点で抑え、十一回裏に1点を奪い、サヨナラ勝ちした。

 第1シードの健大高崎は2回戦で藤岡中央、3回戦で前橋工に勝利。準々決勝では利根商、準決勝で東農大二を破った。

 準優勝の前橋育英は、4年ぶりの夏の甲子園出場をめざして健闘したが、惜しくも敗れた。