勝ち星が遠いダルビッシュ。復調が期待される(C)Getty Images まさかの大量失点だった。 現地時間7月24日、…

勝ち星が遠いダルビッシュ。復調が期待される(C)Getty Images

 まさかの大量失点だった。

 現地時間7月24日、パドレスのダルビッシュ有は、敵地ブッシュスタジアムで行われたカージナルス戦に先発登板し、4回途中8安打8失点、3奪三振、2四球と炎上。2回に2本の3ランを許すなど、不本意な投球内容で今季3敗目(0勝)を喫し、日本選手歴代最多を更新する日米通算204勝目は、またも次回以降に持ち越された。

【動画】ダルビッシュが3ランを被弾したシーン 「彼らしくない投球だった」と心配の声

 この日、初回2死一塁から4番ウィルソン・コントレラスに適時二塁打を浴びると、2回2死一、二塁で1番ブレンダン・ドノバンの逆転3ランを被弾し、その後も連打からコントレラスに3ランを献上したダルビッシュ。3回を三者凡退に抑えるが、続く4回は、1死三塁から2番イバン・ヘレラに中前適時打を許したところで降板…。これで今季の防御率は9.18だ。

 復帰4戦目の投球を受け、パドレスを率いるマイク・シルト監督は、試合後の取材でダルビッシュの状態について言及。米カリフォルニア州地元ラジオ局『97.3 The Fan』がその音声を公開しており、その中で指揮官は、「2ストライクからいくつかミスを犯した」「9番打者への四球を2つ与えているのが良くない」などと失点の原因を分析した。

 ただ会見内では、「僅かに球速が落ちているかもしれないが、不調そうに見えない」とポジティブな見解もコメント。「制球の一貫性が課題だ。それ以外は、すべてがいつものユウ・ダルビッシュに見える」と印象を明かし、「身体的に何か問題があるわけではない。かなり良い状態だと思う」「特に心配はいらない」と日本人右腕への厚い信頼を口にしていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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