かつて日本代表レジェンドの中田英寿も所属した、イタリア・セリエAのASローマが、新シーズンに着用するサードユニフォーム…

 かつて日本代表レジェンドの中田英寿も所属した、イタリア・セリエAのASローマが、新シーズンに着用するサードユニフォームを発表した。ファーストユニフォームとは大きく違う、大胆かつオリジナリティあふれるデザインに、世界中から称賛の声が上がった。

 サッカーチームのユニフォームは、単なる統一された服装であるだけではなく、クラブのイメージを発信するものである。だからこそ、そのデザインにクラブとサプライヤーは頭を悩ませ、ファンは一喜一憂する。

 主にホームで着用するホーム用のユニフォームはクラブカラーを前面に打ち出し、アウェイ用のユニフォームも毎年ベースカラーやデザインが大きく変わることは少ない。チャレンジするとなれば、サードユニフォームや、日本でも多くのクラブが取り入れる期間限定ユニフォームなどだ。

 イタリアの名門であるローマが今回、その定石にのっとってサードユニフォームで勝負した。

 ローマと言えば、ファーストユニフォームで用いられるのは当然、深い赤だ。セカンドユニフォームは白がベースとなることが多く、赤や黄色が差し色として用いられてきた。

 サードユニフォームでは紺や黒、黄色などが採用されることがあったが、今回発表されたものでは白がベースカラーとなっている。あまり大胆ではないように思えるが、実際はそうではない。

 一見したところ、もしかしたらサッカーのユニフォームには見えないかもしれない。ポロシャツのように、普通に襟もついている。

 だが、だからこそサッカーユニフォームとしては異彩を放つ。襟や袖に用いられているのはエメラルドグリーン。黄色いエンブレムは「A」「S」「R」を組み合わせたデザイン。街中で着ていても違和感ないが、ピッチ上では逆に存在感が際立ちそうだ。

■「プライベート着る用で買いです」

 サッカーファンの心を刺激せずにはおかないクラブのSNSでの発表には、日本を含めて世界中が反応した。

「おっ? ええやん」
「いいなこれ!」
「今年のサードユニおしゃれだな」
「今季ベストユニフォーム」
「10点満点」
「10点満点で1000点」
「ローマさんさすがにそれはカッコ良すぎやしませんか? プライベート着る用で買いです」

 このユニフォームは、すでにクラブのオンラインストアで購入が可能。現地時間7月26日には、ドイツで行われたカイザースラウテルンとの親善試合で選手たちが着用し、お披露目された。

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