美しい世界観で見る者全員を圧倒した。「世界水泳シンガポール2025」が7月25日に行われ、アーティスティックスイミング…

美しい世界観で見る者全員を圧倒した。「世界水泳シンガポール2025」が7月25日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)ミックスデュエットフリー決勝で、イタリア代表が278.7137のスコアで銀メダルを獲得した。演技中には首筋に歯を立てる情熱的な演技を披露。解説者からも「こういうペアアクロの見せ方もあるんだと初めて教えていただいた」と脱帽の様子だった。
ミックスデュエットテクニカルでも銅メダルを獲得したコンビは、アルゼンチンタンゴに乗せて最高難度のペアアクロに挑戦。解説者も思わず「美しいですね!」とほれぼれと歓声を上げるほどの技で観衆の心を鷲づかみにしていた。
難しいハイブリッドが続く中でも、「安定感がある。探っているのでは測ったようにピタッとつながっているところに余裕を感じます」と絶賛。情熱的な演技が続く中では、ペラーティ選手がルッジェーロ選手の首筋に歯を立てる官能的な振り付けでも魅了した。

イタリア代表にしか演じ切ることのできない情熱的な演技は、後半になっても息切れすることなない。リフト、回転の軸ともにハイレベルな技を繰り出し、「2人の間隔もずっと一定。良い距離感で泳ぎ続けられています」と解説者も見とれるほどだった。
水中であることを忘れるほど、圧巻の世界観を表現した両者には割れんばかりの拍手と歓声が送られたほか、解説者も「情熱的な表現や世界観は立ち泳ぎの時はもちろん、こういうペアアクロの見せ方もあるんだと初めて教えていただいた気がします」と圧倒されていた。
圧巻の表現力を見せつけたイタリア代表は、278.7137点で銀メダルを獲得。メダルの色以上に印象に刻み込む演技でファンを魅了しきっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)