高校総体は26日、陸上女子100メートル決勝が広島市で行われた。追い風による参考記録ながら11秒42をマークして優勝し…
高校総体は26日、陸上女子100メートル決勝が広島市で行われた。追い風による参考記録ながら11秒42をマークして優勝した松本真奈(広島・広島皆実3年)は、「『地元で優勝する』と言ってきて、口だけにならなくてよかった」と笑顔を見せた。
7月上旬に行われた日本選手権(東京)のファイナリストが3人そろったハイレベルな戦い。ただし、暑さ対策でレースの数が減り、決勝は3組に分かれ、タイムで争う方式となった。直前の1組目にライバルが11秒47(追い風参考)の好記録を出し、「こりゃまずい」と焦ったが、「自分の走りをすればいい。楽しもう」と言い聞かせ、会心の走りにつなげた。
ライバルとの「直接対決」はなく、組ごとに風の具合が違ったこともあり、「勝ったのかなあ。微妙なんですけど……」と松本。少し間を置いてから、喜びをかみしめた。「でもやっぱり、うれしいです!」