第107回全国高校野球選手権岐阜大会は27日、準決勝2試合がぎふしん長良川球場(岐阜市)で予定されている。中京と帝京大…

 第107回全国高校野球選手権岐阜大会は27日、準決勝2試合がぎふしん長良川球場(岐阜市)で予定されている。中京と帝京大可児が第1試合で、県岐阜商と関商工が第2試合で対戦する。

 4チームともここまで4試合を戦ってきた。

 6年ぶり12回目の決勝進出を目指す中京は、投手を中心に守りが堅く、計3失点。エース鈴木は7回を投げ四死球0、奪三振11と安定している。鈴木、西岡、日比野、堀の継投で勝ち上がった。打線も打率5割の小原や中嶋らを中心に勝負強い。

 3年ぶり2回目の決勝を狙う帝京大可児は、2回戦を除く3試合をいずれも1点差で競り勝って勢いがある。エース富田は春の甲子園出場校・大垣日大を完封。川上も要所を締める。平岩、細江らが打撃好調で、効果的に得点を重ねてきた。

 2年連続の決勝に挑む県岐阜商は、長打力が光る。8本塁打のうち捕手小鎗、4番坂口がそれぞれ2本放った。長打もある内山は打率5割を超え、チーム打率も4割を上回る。投手陣は柴田が12回を投げて1失点とエースの存在感を示す。

 13年ぶり3回目の決勝を目指す関商工は、ノーシードから勝ち上がった。チーム本塁打3本、打率も4割近くと打線が活発で、盗塁17と足を絡めた攻撃も目立つ。17回3分の2を投げて失点2の小川、背番号1の兜森ら投手陣も充実してきた。

 第1試合は午前8時45分、第2試合は午前11時25分プレーボール。入場料は一般700円、高校生200円、中学生以下無料。(高原敦)