◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 3日目(26日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド…
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 3日目(26日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6538yd(パー72)
伸ばしたい気持ちとは裏腹にバーディパットがカップに消えてくれない。渋野日向子は「なんか、ずっとボール1個分っていう感じだった」とグリーン上で何度も悔しそうにボールを見送った。
悔し涙があふれた2日目の「76」でもカットライン上の59位に踏みとどまって迎えた、5試合ぶりの決勝ラウンド。早朝のティオフから天候は穏やかだった。1番こそティショットを左のバンカーに入れてボギーとしたが、序盤からショットでチャンスを作り続けた。「きのうよりはショットがマシだったし、チャンスにつく回数が多かった。それをなかなか決め切れなかったのが、すごく残念です」と振り返る。
2バーディは5番(パー5)、10番でともに5mのチャンスを決めたもの。それ以外にも5m以内につけたショットはいくつもあった。4番(パー3)でピン奥2m、6番(パー3)も4m弱のバーディパットがわずかに届かず、手であおる仕草を見せてパーパットをタップイン。後半11番(パー3)、12番でも3~4mのバーディパットがショートした。
フェアウェイからの第3打をチャンスにつけた最終18番(パー5)も、カップをわずかにそれたバーディパットを悔しがる。「あまりしっくりこない最後のパットだったから、ちょっともったいない。ラインに乗せて行っている感じだったから、(打ち切って)入れに行っている感じではなかった」と言った。
一方で、ショットは前日より上向いた手ごたえがある。2日目を終えてから下半身の使い方を見直し、リズムを意識したという。「予選通過した分、考えることもきのうよりは少なかったから、その分(良かった)かな」
それでも2バーディ、2ボギーの「72」は納得にほど遠いスコア。「通ったからには上に行きたいので、もっとバーディを獲りたかった。その思いと、ゴルフが噛み合っていない感じですね」。次週のメジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英女子/ウェールズ・ロイヤルポースコール)にもつながっていく最終日に少しでも気持ちを晴らしたい。(スコットランド・アーバイン/谷口愛純)