2025年夏の第107回全国高校野球選手権大阪大会は27日に決勝が行われる。長い戦いもようやく最終日を迎え、大会連覇を狙…

2025年夏の第107回全国高校野球選手権大阪大会は27日に決勝が行われる。長い戦いもようやく最終日を迎え、大会連覇を狙う「王者」・大阪桐蔭と14年ぶり2度目の甲子園を狙う東大阪大柏原が激突する。

 大阪桐蔭は準決勝でライバル履正社にコールド勝ち。準々決勝でサヨナラスクイズで辛勝した姿は微塵も感じさせない打撃で「強敵」を打破した。連覇まであと1勝。先発マウンドにはプロ注目右腕、153キロ右腕・森 陽樹投手(3年)が万全を期して上ると思われる。

 対する東大阪大柏原は接戦をものにして勝ち上がってきた。チームを指揮するのは、元巨人の土井監督。2018年からチームを率いて、初めて決勝の舞台に挑む。

 チームはこれまで2011年夏に唯一、甲子園に出場している。現ロッテで活躍する石川 慎吾外野手を擁して優勝を果たしたが、その時の相手が、今回の決勝の相手でもある大阪桐蔭。DeNA・藤浪 晋太郎投手が当時2年生で先発したが、8安打を浴びせて7回途中で降板させ、最後には7対6の9回サヨナラの劇的勝利を収めている。

 14年前の感動をもう1度、再現することができるか。