（26日、第107回全国高校野球選手権滋賀大会決勝 綾羽6―3滋賀学園） ウィニングボールとなるセンターへの飛球をつかむ…
（26日、第107回全国高校野球選手権滋賀大会決勝 綾羽6―3滋賀学園）
ウィニングボールとなるセンターへの飛球をつかむと、綾羽の中堅手・北川陽聖主将（3年）は内野へ駆けて、歓喜の輪に加わった。
滋賀学園とは、昨夏の滋賀大会決勝でも対戦。チームは2安打で完封された。2年生唯一の先発で、その2安打を放ったのが北川主将だった。
悔しい思いを胸に、新チームから主将となってチームを率いた。「まじめな部員が多い」と千代純平監督は話す。チームは「甲子園に初出場してやる」という思いを共有。春の県大会準決勝では再び滋賀学園に敗れたが、攻守でレベルアップして、この夏に臨んだ。
「（昨夏は）自分しか経験できなかった。この大会は自分がチームを引っ張る」。俊足の1番打者として打線を牽引（けんいん）。この日は二回に追加点を奪う2点適時打を放って、綾羽ペースを確かなものした。
「最後のアウトは全員が取らせてくれた」という。チームとしては4回目の決勝進出で悲願を達成した。「ここで勝つためにやってきたので、やってきてよかった。チーム目標は甲子園で勝つことなので、ここから気合を入れてやっていく」（仲程雄平）
