(26日、第107回全国高校野球選手権宮崎大会 宮崎商4―3日南学園) 宮崎商の命運は2年生の3番打者、末田櫂帆(かい…
(26日、第107回全国高校野球選手権宮崎大会 宮崎商4―3日南学園)
宮崎商の命運は2年生の3番打者、末田櫂帆(かいほ)に託された。1点を追う九回2死一、三塁。相手投手が変化球から入ることが多いと分析していた。橋口光朗(みつろう)監督からも「変化球に(山を)張ろう」と指示された。
予想外に直球が2球続き、追いこまれた。狙いは変えない。3球目、変化球に食らいついた。鈍いゴロは同点の三塁内野安打になった。「直球なら手が出なかった」と末田。続く水谷友哉の中前安打で勝ち越した。
今大会は5試合のうち4試合が1点差勝利。3回戦はサヨナラで勝ち、準決勝は5点差をひっくり返し、決勝は九回の逆転劇。しぶとい野球で連覇を達成した。(内田快)