(26日、第107回全国高校野球選手権山形大会決勝 鶴岡東4―5日大山形) 2―3で迎えた五回。無死一塁の場面で、鶴…
(26日、第107回全国高校野球選手権山形大会決勝 鶴岡東4―5日大山形)
2―3で迎えた五回。無死一塁の場面で、鶴岡東の梅沢一輝選手(3年)は、三塁手から3番手投手としてマウンドに上がった。先発したエースの杉浦朔投手(3年)は、制球が定まらず初回に3点を先制され、三回途中で降板していた。
予定より早い登板。内野安打と四球で満塁とされ、適時打などで2点を取られた。
「ここで一気に流れを持っていかれるわけにはいかない」。六、七回は、先頭打者を出しながらも後続を打ち取り、八回は「次の攻撃で絶対に逆転する」と三者凡退に抑えた。
今大会、打撃は「チャンスで確実に打つ」ことを目標にして、13打数7安打。投手としては「ピンチでも動じない」という心構えで3試合に登板。2連覇をめざすチームの中心となった。
野球の楽しさも、勝負に敗れる悔しさも感じた最後の夏。「これからの人生で苦しい場面に出会うかもしれない。その時は、今日のマウンドを思い出すと思う」。一生忘れられない試合になった。(斎藤徹)