(26日、富山大会決勝 未来富山13―7高岡商) プロ注目左腕の未来富山・江藤蓮が、チームを初の甲子園に導いた。強い速…

 (26日、富山大会決勝 未来富山13―7高岡商)

 プロ注目左腕の未来富山・江藤蓮が、チームを初の甲子園に導いた。強い速球が武器で、変化球も鋭く曲がる。四、六、八回は得点圏に走者を進められたが、いずれも最少失点でしのいだ。打ってもソロ本塁打を含む3安打と活躍した。

 「緩急を使って要所を抑えられたのがよかった」。九回は3長短打などで4失点したが、「点差もあったので焦らずに自分の投球ができました」と振り返った。

 今春のU18日本代表候補の強化合宿メンバーに選ばれたことも、飛躍のきっかけとなった。全国の強豪校の投手から変化球の握りや投球の意識を聞いて、レベルアップ。「甲子園で会おうと会話を交わした選手もいます。大舞台で対戦できれば」(福角元伸)