史上2人目の1試合6安打&4本塁打を記録したニック・カーツ(C)Getty Images 22歳の大物ルーキーが、記録尽…

史上2人目の1試合6安打&4本塁打を記録したニック・カーツ(C)Getty Images
22歳の大物ルーキーが、記録尽くめの豪打を見せつけた。
アスレチックスは現地時間7月25日、敵地のアストロズ戦に15-3で大勝。打線をけん引したのが、「2番・DH」で先発出場したニック・カーツだ。
【動画】新人史上初の1試合4本塁打!22歳ニック・カーツの4発目をチェック
2回の第2打席に左翼席に20号2ランを放つと、6回、8回、9回には怒涛の3打席連続本塁打。新人史上初&球団史上初の1試合4発をマークした。
アンタッチャブルレコードにも手をかけた。初回の単打、4回の二塁打と合わせた塁打数は「19」。これは、2002年5月23日のショーン・グリーン(ドジャース)に並ぶメジャータイ記録。また、1試合での6安打&4本塁打もグリーン以来、史上2人目の快挙だ。
歴史に残る猛打に、メディアもファンも騒然。『MLB公式サイト』のサラ・ラングス記者も自身のXを更新し、「22歳と135日。ニック・カーツは4本塁打を1試合で記録した20人の中で断然の最年少です」として、1948年7月18日のバット・シーリー(ホワイトソックス)の25歳123日を大幅に塗り替えたことを伝えた。
「6打数6安打」で思い出されるのは、ドジャースの大谷翔平が前人未到の「50-50」の達成時。2024年9月19日の敵地マーリンズ戦で、2盗塁に加え、4~6打席目の3連発で、51本塁打・51盗塁とした伝説の1日だ。
カーツはホームラン数に限れば、大谷を上回った。SNS上では「はんぱねえ」「パワプロでしか見ない成績」「去年の大谷を超えてるって…」と驚き隠せないコメントが続出。また、新たな「怪物」誕生を歓迎する声も多く、「さすがアメリカ」「バケモン定期のMLB」「球界の宝」「これから要注目」と大盛り上がりだ。
カーツは昨年のドラフト全体4位、アスレチックス1巡目指名でプロ入り。マイナー33試合で打率.344、12本塁打の成績を残し、今年の4月23日にメジャー昇格を果たした。
5月に一度は負傷者リスト入りしたが、翌月に復帰すると、6月に7本塁打。7月はこれで11本塁打に加え、打率.425、27打点と月間最優秀選手の最有力候補に躍り出た。通算打率も.305に急上昇。にわかに、その存在を見逃せなくなってきた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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