<2025年全国高等学校野球選手権京都大会:京都国際6-1立命館宇治◇25日◇準決勝◇わかさスタジアム京都 昨夏の甲子園…
<2025年全国高等学校野球選手権京都大会:京都国際6-1立命館宇治◇25日◇準決勝◇わかさスタジアム京都
昨夏の甲子園優勝校・京都国際と秋の優勝校・立命館宇治が準決勝で激突。京都国際が逆転勝ちで2年連続の決勝進出を決めた。
高校球界屈指の左腕・西村 一毅投手(3年)が4安打3四球13奪三振で1失点完投。自己最速を3キロ更新する146キロを計測するなど、実力を存分に発揮した。
「立ち上がりが凄く良くて、打撃陣に流れを持っていけるようなピッチングができたと思います」とこの日も変化球が冴え渡る。3回表には二死一塁から1番・飯田 琉翔外野手(2年)に三塁線を破られる先制の適時打二塁打を浴びたが、その後は追加点を挙げなかった。
西村は5回まで毎回奪三振を奪い、今大会初登板から21イニング連続奪三振を記録。球威の増したストレートとチェンジアップのコンビネーションで立命館宇治打線を翻弄した。
打線は立命館宇治の最速147キロ右腕・柴田 淳之介投手(3年)の前に3回まで無安打に抑え込まれるが、打順が2巡目に入って対応し始める。4回裏、先頭の3番・小川 礼斗内野手(2年)がライトオーバーの二塁打で出塁。4番・清水 詩太内野手(3年)が犠打を決めて、一死三塁とチャンスを広げると、5番・山口 櫻太外野手(3年)の右犠飛で同点に追いついた。
二死満塁のピンチを凌いだ直後の5回裏には二死一、三塁から小川の左前適時打で勝ち越しに成功。さらに続く清水の打席で3ボール1ストライクからのボール球が暴投となり、二塁走者の長谷川 瑛士内野手(2年)が一気に生還してリードを2点に広げた。
リードをもらった西村は後半に入っても安定した投球を披露。球数が110球を超えた7回表には自己最速の146キロをマークした。
追いかける立命館宇治は7回表で柴田に代打を出したこともあり、7回裏からエースの道勇 壱心投手(3年)を投入。京都国際は道勇に対して8回裏に一死二、三塁のチャンスを作る。
ここで打席に立つのは主将で7番・倉橋 翔外野手(3年)。2ボール1ストライクからスクイズを敢行するも相手バッテリーに外されてしまう。しかし、外しすぎて暴投となってしまい、一気に二者が生還。立命館宇治にとっては痛すぎる追加点となった。
最後まで力強い投球を見せた西村は143球を投げ抜き完投。「特別に調子が良かったわけではないですけど、悪いなり試合をまとめられるようになった。この1年の成長は凄く感じるピッチングだったと思います」と小牧 憲継監督は西村の投球を評価した。
全員で優勝旗を返せるようになるまであと1勝。「決勝は甲子園への想いが強いチームが勝てると思うので、今日みたいに初回から最後まで気持ちで勝っていきたいと思います」と倉橋は意気込む。
4回戦から3試合連続で先発している西村も「あと1試合は気持ちで乗り切りたいと思います」と臨戦態勢。王者として京都の頂点を譲るわけにはいかない。