25日の陸上の男子ハンマー投げ決勝が広島市で行われた。決勝の上位8人による戦いで、大川巧(三重・久居3年)の3投目は放…

 25日の陸上の男子ハンマー投げ決勝が広島市で行われた。決勝の上位8人による戦いで、大川巧(三重・久居3年)の3投目は放物線を描き、65メートル23まで飛んだ。「集中してしっかりハンマーを見ることを意識した。最後は気持ちだった」。万全とは言えないコンディションでの優勝に誇らしげな表情を浮かべた。

 6月下旬の試合で腰を痛めた影響で「投げ始めたのは3日前」。1、2投目は調子が上がらず、最後の試技は棄権した。残り選手の投てきを祈るような表情で見つめ、場内に結果がアナウンスされるとようやく笑顔がはじけた。

 中学時代はサッカー部でGKとして活躍し、高校進学後に「新しい競技を」とハンマー投げに挑戦。2年の冬から春にかけ、体重を10キロ以上増やしつつ下半身を強化した。「まずはけがを治し、大学でも進化を続けていきたい」。夏の勲章を手に、再び成長曲線を描く。(藤井竜太郎)