大谷は本塁打記録をどこまで伸ばすのだろうか(C)Getty Images「日本人スター」のバットがさらなる熱狂をもたらす…

大谷は本塁打記録をどこまで伸ばすのだろうか(C)Getty Images
「日本人スター」のバットがさらなる熱狂をもたらすことになるのか。ドジャースの大谷翔平が現在5試合連続本塁打中と後半戦に入り、存分に長打力を発揮している。5戦連発でドジャース球団記録に並び、メジャー記録である8試合連続も見えてきている状況だ。
【動画】日本人選手初となる5戦連発!大谷翔平が37号ソロを放つシーン
チームは球宴後で2勝4敗ともうひとつ波に乗り切れない中、現地時間7月25日にはフェンウェイ・パークでのレッドソックス3連戦を戦う。3カードぶりとなる敵地でのゲームでも、背番号17にアーチが飛び出すのか、そして記録をどこまで伸ばすのか、期待は高まるばかりだ。
米メディア『CLUTCHPOINTS』も次戦以降での大谷の打撃に関心を寄せており、7月24日配信の特集記事の中で記録について言及している。
「この二刀流のスーパースターは、火曜日の試合で5試合連続ホームランを記録した。これは、ロイ・キャンパネラやショーン・グリーンといったレジェンドたちが打ち立てた、ドジャースのフランチャイズ記録に並ぶものだ。今の彼のパワースイングは完全にかみ合っており、オオタニはMLB記録にあと3試合で並ぶことになる」
さらに往年の名プレーヤーの名前が挙がり、「8試合連続本塁打というその記録を持っているのは、ケン・グリフィー・ジュニア、ドン・マッティングリー、デール・ロングの3人だ」と綴っている。
また同メディアは、「オオタニはフェンウェイ・パークでのレッドソックス戦を申し分無いタイミングで迎える」と主張。続けて、「『グリーンモンスター』は、右打者の引っ張る打球を何度も跳ね返してきた象徴的な壁だ」と説きながらも、左翼フェンスまでが狭い構造であることから、「しかし、左打ちのオオタニにとっては障害にならず、逆に本塁打を後押しする存在になるかもしれない」と持論を展開している。
加えて現在のパフォーマンスについて、「オールスター明けからオオタニは手がつけられない状態にある」と称え、前半戦よりボールの見極めの精度も向上しているとも評した上で、「現時点でもオオタニはすでにドジャースの歴史に名を刻んでいる。だが、この勢いで打ち続ければ、彼はまもなく、球史に残る最も危険なホームラン打者たちの仲間入りを果たすかもしれない」などと見通している。
メジャー屈指の特徴的なスタジアムでもそのバットから本塁打が放たれるのか。ファンの視線を一身に浴びながら、大谷はまた1つ、偉大なる記録に挑むことになる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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