少林寺拳法の女子単独演武でルーテル学院(熊本)の川本景子選手が優勝し、女子団体演武では同校が準優勝した。 静まり返っ…
少林寺拳法の女子単独演武でルーテル学院(熊本)の川本景子選手が優勝し、女子団体演武では同校が準優勝した。
静まり返った決勝会場で、突きや蹴りが空を切る音と、「アア」「ウン」と気合のこもった声だけが響き渡った。トップバッターの演武ながら、後続の15人を圧倒する高得点をたたき出し、観客からどよめきが起きた。
前日に演武順が1番と聞き、不安のあまり号泣してしまった。他の部員や家族から「大丈夫」となだめられ、次第に緊張がほぐれた。本番の朝は午前4時に目覚め、入念に準備運動。「全力を出し切れば結果はついてくるはず」と開き直った。
会場に向かう途中に聴き続けた曲は、スーパーフライの「ビューティフル」。「私でいい 私を信じてゆくのさ」の歌詞が背中を押してくれた。目標とする「相手を意識し、決めの技に思いをこめる演武」が十分に発揮できたという。
小学1年の時、道場に通っていた父に連れられて競技を始めた。高校総体を2年で制し、来年は2連覇を目指す。「会場の全ての人を魅了する演武がしたい」と更なる高みを見据える。(西堂路綾子)