「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

田中 耀飛 たなか・あきと
英明高→芦屋大(在学中)兵庫ブルーサンダーズ
外野手・右投右打・181センチ98キロ・1996年3月5日生(21歳)

 

 21歳にして関西地区で活動する独立リーグ、ベースボールクラブ・ファースト・リーグ(以下、B.F.L)の顔的存在。同リーグ・兵庫ブルーサンダーズと提携する芦屋大4年となって迎えた今季は、リーグ32試合で109打数46安打15本塁打39打点・打率.422で首位打者・本塁打王の2冠とリーグMVPを獲得。加えて出塁率.552、長打率.954と打撃面では圧倒的な数字を残している。

 そんな田中は大阪府大阪市住之江区出身。小学校2年の時、少年軟式野球の全国的強豪・長曽根ストロングスで野球を始め、市立住之江中では浜寺ボーイズでプレー。高校は香川県・英明の門を叩き、1年秋からベンチ入り。2年春からは一塁手として中軸を張り、2年秋の香川県大会では打率.591で優勝に大きく貢献。2013年・最後の夏は香川大会準決勝で土肥星也(大阪ガス~千葉ロッテ)がエースだった尽誠学園にサヨナラ負けを喫したものの、高校通算は18本塁打も備わる県内屈指のアベレージヒッターとして定評を得ていた。

 兵庫ブルーサンダーズで顕著な成長を見せているのは高校当時から17㎏増量を果たした身体をいっぱいに使っての長打力である。B.F.Lデビューとなった一昨年は37試合出場108打数36安打1本塁打29打点・打率.333で長打率.519。昨年も規定打席不足ながら22試合に出場し74打数27安打5本塁打32打点・打率.365、長打率.649とその一端を示し、今季の飛躍につなげている。

 B.F.L選抜での交流戦でも7月29日の巨人三軍戦で二打席連発、9月19・20日の東北楽天二軍戦で2試合連発など計5本塁打。NPB側の需要も高い右長距離砲として実力を存分に見せ付けた田中は、B.F.L創設4年目初のドラフト本指名も視野に入れ、その時を待つ。