戸郷の復活は間違いなく巨人にとっての生命線だ(C)産経新聞社 「8月反攻」は現実になるのでしょうか。 前半戦を借金2、首…

戸郷の復活は間違いなく巨人にとっての生命線だ(C)産経新聞社
「8月反攻」は現実になるのでしょうか。
前半戦を借金2、首位・阪神とは10ゲーム差のリーグ3位で折り返した阿部巨人です。不振の原因はズバリ2つ。絶対的な主砲・岡本和真が負傷離脱したことと、エース・戸郷翔征の不振です。
岡本は復帰までもうしばらく時間がかかりそうですが、戸郷は後半戦2カード目となる29日からの中日3連戦(バンテリンドーム)での1軍先発が予定されています。
今季は11試合に登板し、2勝6敗、防御率5.24。スポーツ紙デスクは言います。
「戸郷も人の子だったということでしょう。プロ2年目となる2020年から、9勝、9勝、12勝、12勝、12勝と5年間、先発ローテーションを任されてきた。これまでの勤続疲労が出たとの指摘もあります。昨年15勝3敗と無双状態だった菅野智之がメジャー挑戦したということで、『貯金12』がなくなった分、自分がやらなきゃという思いが強すぎたのかもしれません」
6月23日に今シーズン、2度目の2軍降格となり、己と向き合ってきた戸郷。ファームでは桑田真澄2軍監督からも指導を受けながら、自身の投球フォームを改善してきました。
「桑田2軍監督は東大大学院時代、投手の動作解析といったバイオメカニクスについて研究を重ねてきた専門家。もし桑田2軍監督のアドバイスで戸郷が完全復活となれば、その評価はさらに高いものになるでしょう。戸郷自身の今後を考えても、重要なのは前半戦よりも後半戦。8月や9月以降のCS争いの中で、しっかりと自身のピッチングができるようになれば、これまでの不振を取り返すことができる。10ゲーム差の逆転Vは極めて厳しい環境にありますが、首位の阪神からしても『戸郷復活』はCSを勝ち抜く上で、脅威になると思います」(前述のデスク)
威風堂々と勝ちまくる戸郷の姿を、G党の誰もが待ちわびています。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「もう立ってる雰囲気から嫌だなと」巨人・大勢が球宴の場で思わず漏らした"本音"「何待ってるかを…」 シーズン40発ペースの阪神26歳左の大砲に戦々恐々
【関連記事】巨人の上がり目を呼ぶ捕手起用とは? 元近鉄OB佐野慈紀氏がベテランを推す理由「小林誠司が1番投手の状態を見ながら…」