◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目(25日)◇ザ・クイーンズヒルGC (福岡)◇6503yd(パー7…

川崎春花に連覇のチャンス

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目(25日)◇ザ・クイーンズヒルGC (福岡)◇6503yd(パー72)◇晴れ(観衆1991人)

ツアー史上最多アンダーパー記録の通算28アンダーをマークした昨年大会は「でき過ぎ」だったと川崎春花は言う。「パットも自分がビックリするようなのも入っていた」。2日目の「65」から一気に加速し、後続に4打差をつけてフィニッシュ。ただし、決勝ラウンド進出時のポジションは首位に3打差の4位だった1年前よりも、今年の方が良い。

38.4℃を記録した午後組のプレーは「最初は(暑さに)慣れなくて『ヤバ』と思った」。前半4番で4mを沈めてエンジンがかかる。1オンに成功した5番、6mのラインを読み切った6番(パー5)までに3連続バーディ。ハーフターンで同組の“鉄人”小祝さくらが左手首痛で途中棄権し「ビックリしました」と驚きつつも、後半もスコアを1つ伸ばし2日続けて「68」でまとめた。

通算8アンダーは首位の福山恵梨に1打差の2位。昨年は大会を折り返した時点で川崎は11アンダー、トップ(臼井麗香)は14アンダーに到達していた。

ベテランキャディと一緒に

前回大会と比べて、18ホールの総距離は2yd短くなっただけだが、7ホールで20yd以上、距離が増減。川崎は「パー3が16番で(160ydから180ydに)伸びたり、前に出たパー5もあって(難易度は)相殺されているとは思うんですけど、そういうところかなと」と、コースセッティングのアップデートを感じている。

終盤は暑さで「バテていた」と苦笑いした。「ショットはそんなに良くなかったけれど、パットが入ってくれて良いプレーができた。あしたどうなるか分からないけれど、まずは休んで集中力を切らさずにプレーしたいです」。開幕5試合を欠場した今シーズンでは最高位で週末へ。2週前の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」の時点で「60(%)」と語っていたショットの状態は「70(%)くらい。イメージは良くなってきている。あとはそれに球が合ってきたら」。前進の実感はある。(福岡県糸島市/桂川洋一)