◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目(25日)◇ザ・クイーンズヒルGC (福岡)◇6503yd(パー7…
◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目(25日)◇ザ・クイーンズヒルGC (福岡)◇6503yd(パー72)◇晴れ(観衆1991人)
米国から帰国参戦した西村優菜は、薄氷を踏む決勝ラウンド進出となった。3アンダー31位から「73」で通算2アンダーに後退し60位で週末へ。昨年、一昨年大会よりも2ストローク悪くなったカットライン上に踏みとどまった。
コースには早朝から灼熱を少し和らげる風が吹いた。西村は序盤から2打目以降のショットに苦しみ、グリーン上でロング、ミドルパットの連続。「風はそこまで気にならなかったんですけど、とにかくチャンスにつかなかったので、グリーンに乗ってはいたものの、なかなか(短い)バーディパットが打てない状況が続いた」。前半インをすべてパーで折り返し、アウトで2ボギー。バーディは18ホール中、最も易しい5番(256yd)だけだった。
キャディを任せた中島敏雅コーチとはこの日も相談を重ねた。「毎ショット打った後に振り返る作業をしていた。いろんなことを考えて、全ショット打てたのかなと思います」
わずかでも満足いった点と言えば、パッティングのタッチに尽きる。強烈な日差しを浴びるため、芝を短く刈り込めないグリーンは必然的に遅くなる。右手前から15m近いバーディパットを残した前半11番をはじめ、数ホールで長いパットを寄せて必死のセーブ。強い右からの向かい風を浴びた16番(パー3)では第1打をグリーン左に外した後、4mのパーパットを沈めた。「軟らかく、遅いなりの難しさはもちろん感じてはいたんですけど、パッティングに関してはポジティブ」と振り返った。
今季出場2試合目の国内ツアーで、初の予選通過でもある。次戦に予定している3週後の米ツアー「ザ・スタンダード ポートランドクラシック」(オレゴン州コロンビア・エッジウォーターCC)に向けた実戦準備があと2日できる。(福岡県糸島市/桂川洋一)