打率トップの岡林でも3割を切る現状に韓国メディアも反応した(C)産経新聞社 前半戦を終えたプロ野球は、ある打撃成績が注目…

打率トップの岡林でも3割を切る現状に韓国メディアも反応した(C)産経新聞社
前半戦を終えたプロ野球は、ある打撃成績が注目を集めている。
各チームが80~90試合を消化し、オールスターブレイクを迎えている現在、セ・リーグでは打率ランキングに3割バッターが不在の状況となった。年々、「投高打低」の傾向となっているプロ野球だがシーズン折り返しの時点で3割打者無しという異例の事態となり、すでに2割台での首位打者が生まれる可能性も囁かれている。
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セ・リーグでは現在、トップの岡林勇希(中日)、2位小園海斗(広島)、3位近本光司(阪神)、4位中野拓夢(阪神)までが2割9分台を記録。また、打率10傑に2割7分台で4人が入るなど、やはり過去のシーズンと比べても各打者の数字が伸び悩んでいる感は否めない。
そして、前半戦でのセ・リーグ打撃成績が日本球界の歴史でこれまでに例が無いものであるとして、韓国メディア『スポーツ朝鮮』も注目している。
同メディアは7月23日配信の記事において、「セントラルリーグは3割打者ゼロのままオールスター休みに突入した。シーズンが進むにつれて3割打者が減少するのは通例だが、前半戦の時点でひとりもいないというのは前例がない」などと伝えており、上位各打者の記録を紹介しながら、「2割9分台も4人しかいない」などと指摘。
さらに、NPBのこれまでの記録にも触れ、「3割打者は毎年減少している。2020年には8人、2021年に7人、2022年に4人、2023年に3人だった」と振り返りながら、「ここ数年『投手有利』のシーズンが続いてきたが、今年は昨年以上に『打低』が深刻だ」と評価する。
同メディアは今季について、「この流れが最後まで続けば、史上初となる打率2割台の首位打者が誕生する可能性がある。1950年に日本プロ野球が2リーグ制でスタートして以来、首位打者の打率が3割を下回ったことは一度もなかった」などと綴っており、また、「後半戦で規定打席に到達し、打率上位に食い込む選手が現れるものだが、今年はそういった3割を狙える打者の姿も見られない」とも主張している。
果たして今季終盤戦、セ・リーグ首位打者争いはどのような展開が繰り広げられるのか。ファンとしては出来る限り高い数字でのタイトルレースを望みたいところだが…。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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