◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目(25日)◇ザ・クイーンズヒルGC (福岡)◇6503yd(パー7…
◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目(25日)◇ザ・クイーンズヒルGC (福岡)◇6503yd(パー72)◇晴れ(観衆1991人)
2024年「フンドーキンレディス」での連覇は、福山恵梨にとってステップアップツアー通算5勝目だった。1991年に創設された下部ツアーでは大久保夢未、櫻井心那と並ぶ最多勝利。レギュラーツアーのシードを獲得できないまま、2月に32歳になっても「私は“牛歩”で。人よりも歩みは遅いですけど、毎年良くなっている感じがある。そこがイイところかなと思います」と胸を張る。
今大会はQTランキング70位で迎えた今シーズンの6試合目。4回目の予選通過は、週末に優勝争いができる位置で果たした。初日の「67」に続いてこの日は「68」で通算9アンダー。前半2番でボギーが先行した後、1オンに成功した5番から2連続バーディを奪い返し、後半インではバーディを3つ重ねた。
キャリア最高位は2022年「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の2位。レギュラーでトップ10入りしたのはそれが最後だが、「最近は本当にのびのびやれている実感」が湧いてきたところ。3月には「アクサレディス」で同学年の工藤遥加が悲願の初優勝を飾り、「まだまだ私たちも頑張りたいという思いが強くなった」と刺激された。
“ステップの女王”が初勝利をマークしたのは2017年の「ラシンク・エンジニア/RKBレディース」。会場は奇しくも今週と同じザ・クイーンズヒルGCだった。
福岡市東区出身で、「コースは良く知っているので、その辺は有利になっている」と口元が少し緩んだ。3月開催だった当時の「グリーンが硬く、芽がしっかりあってすごく難しいイメージ」からは一変し、ピン周辺のソフトな芝を攻める真夏の戦い。「やっぱり4日目に一番上に行きたい」と視線をさらに上げた。(福岡県糸島市/桂川洋一)