<2025年全国高校野球選手権岐阜大会:帝京大可児8-7岐阜第一>◇24日◇準々決勝◇ぎふしん長良川球場 3年前の第10…
<2025年全国高校野球選手権岐阜大会:帝京大可児8-7岐阜第一>◇24日◇準々決勝◇ぎふしん長良川球場
3年前の第104回大会で決勝進出を果たしている帝京大可児。しかし、その時は県岐阜商に阻まれた。その時に近い手ごたえを感じているという田口 聖記監督。今大会は第2シードとして迎えたが、最初の山となった大垣日大を我慢の試合で何とか下して進出してきた。
対するは、昨夏の岐阜大会ベスト4で、上位の常連でもある岐阜第一である。昨秋、今春も県大会はベスト4に残り、いずれも3位決定戦に勝利して2大会連続3位となっている。昨秋は東海大会にも進出している。そこでもベスト4に進出して、センバツ補欠校となった。歴史としては、伝説のエース・湯口 敏彦投手を擁して甲子園ベスト4にも進出するなど、実績を作った前身の岐阜短期大附時代から含めて夏2回、春4回の甲子園出場経験がある。
この試合は、帝京大可児は絶対的エースの富田 櫂成投手(3年)、岐阜第一は今大会初めて、エースナンバーの水野 匠登投手(3年)の先発となった。帝京大可児の田口監督は、「水野君が先発で来られたら、なかなか打てないかもしれないので2~3点の勝負になるだろう」というゲームプランを立てていた。
ただ、岐阜第一の田所 孝二監督は、水野投手に対して「一番経験値もあるし、エースなんやからしっかり投げて貰わんと困るんやけれども」というところだが、立ち上がりにやや不安があるということで、登板を回避してきていた。もっとも、そこまで平田 将大投手(3年)や植田 祥平(3年)らの投手陣がしっかりと投げていたというところもあったのであろう。
ところが、田口監督のゲームプランの3点が2回に2四球と野選絡みで3点が入る。さらに4回にも押し出しと3番平岩 光太郎選手(3年)の2点タイムリー打などでさらに3点が入り、水野投手はマウンドを退いた。
それでも田口監督はベンチでは、「このまま終わることはない。何が起こるかわからないから、そのつもりで準備しろ」と、言い続けていたという。案の定、5回に岐阜第一が猛反撃を仕掛けてきた。
ピンチになると力んで単調になってしまうという富田投手の悪癖が出て、打者11人で6点が入り、たちまち同点となった。同点となったところで、田口監督は「最後は、勝っていても負けていても、もう一度富田に投げさせる」という思いで、富田投手を外野に下げた。そして、左サイドの変則トルネードの和田 悠佑投手(3年)を回またぎで左打者に対して起用し、その後は川上 洸晶投手(3年)を送り出して凌いだ。
同点となった直後の6回、帝京大可児は先頭の富田選手が左前打すると、二死から四球と2つの捕逸とボークで再び勝ち越し、さらに二死三塁という場面で暴投もあって、帝京大可児としては、ほとんど貰った形だったが、この回に2点か入った。結果的には、これが決勝点となった。
帝京大可児としては3回戦では大垣日大、そして準々決勝では岐阜第一と、苦しみながらも有力校を下してのベスト4である。チームとしての勢いと自信は、確実に上昇して行っている。