水中で行っているとは思えない正確で揃った演技だ。「世界水泳シンガポール2025」12日目が7月22日に行われ、アーティ…
水中で行っているとは思えない正確で揃った演技だ。「世界水泳シンガポール2025」12日目が7月22日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)チームテクニカル決勝で、中国が307.8001のスコアで金メダルを獲得した。解説者からは「パーフェクトに近い」「定規で測ったような隊形」と、次々と絶賛のコメントが出るほどだった。
連覇を目指した中国は、やはり強かった。テーマを西遊記の主人公「悟空」とし、頭に金の輪をつけた選手たちが現れると、伝統的な中国文化の真髄を表現しようと、冒頭からきめ細やかに揃えた演技を見せた。特に解説者が着目したのが「メンバーの距離の近さ」だ。「距離感が近いと水の奪い合いになるが、(距離を)保ったままなのが中国の良さ」とし、きれいな形を保った隊形がコンパクトにまとまる様子には「定規で測ったような隊形」と説明した。
派手なアクロ、足技を連続するハイブリッドなど、完成度の高さで違いを見せた演技に対しては「高さ、同時性、パーフェクトに近い。完成度が本当に随一。正確な垂直姿勢でクリアにはっきり見えた」とも伝えた。
点数では2位以下に7点以上の差をつけての連覇達成。中国の強さが際立った。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)