「世界水泳シンガポール2025」12日目が7月22日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)女子ソロフリー決勝では…

【映像】脚の付け根まで露出する高難度アンバランス

「世界水泳シンガポール2025」12日目が7月22日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)女子ソロフリー決勝では、イリス・ティオ カサス(スペイン)が245.1913点で金メダルを獲得した。

【映像】脚の付け根まで露出する高難度アンバランス

 すでに、ソロテクニカルで銅メダルを獲得しているティオ カサス。ソロフリー決勝では予選3位からの逆転を狙い、3つ技を変えてより難易度の高いプログラムで挑んだ。

 シャンソンの名曲『愛の讃歌』に乗せて行った演技では、冒頭からその長い手脚を存分に生かしたダイナミックかつ芸術的な“美脚技”を披露。

 なかでも、脚を水上に斜めに出した状態で姿勢を保持する“アンバランス”は圧巻だ。22歳の芸術家は、斜めにピンと真っすぐ伸ばした長い両脚をピタリと揃えて、脚の付け根が水上から露出するほどの高い位置で静止。解説者も「この付け根まで出た状態の斜めの保持っていうのは非常に難しいです」と絶賛した。

イリス・ティオ カサス

 その後も終始、指先、つま先まで意識を行き渡らせた繊細かつ情感豊かな演技で会場中の視線をくぎ付けにしたティオ カサス。その高い芸術性について実況は「技として認められないベースマーク(最低点)を恐れるソロではなく、つなぎも大事に、芸術性を大切にした美しい演技にしたいと話しています」と紹介。解説者も「(ルールが変わったことで)失われつつあった芸術性にずっとこだわって、勝負や得点よりも、このアーティスティックスイミングの魅力を存分にルーティンを通して発揮してくれていた」と熱量高くコメントした。

 見事逆転優勝を飾った圧巻の演技に、地元紙をはじめ各国メディアが「黄金の芸術」「スペインの誇り」[スペインスポーツ史を変えた」「歴史に刻まれる素晴らしいパフォーマンス」と惜しみない賛辞を送り、SNSでも「とんでもないことが起きた」「これは誰もがみるべき」「涙と鳥肌!」「私達の誇り」「ありがとう」と感謝と感動の声が集まった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)