全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は24日、少林寺拳法が広島県福山市で行われた。佐賀県勢は、男子単独演武で鳥…

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は24日、少林寺拳法が広島県福山市で行われた。佐賀県勢は、男子単独演武で鳥栖の大橋由来選手と武雄の原紳太朗選手、女子単独演武で佐賀商の長瀬ひなの選手、武雄の中島来望選手がそれぞれ決勝進出を果たした。

圧倒的な演武 武雄3年 原紳太朗選手

 緊張感みなぎる会場で、圧倒的な存在感と切れのある演武を披露し、決勝への進出を決めた。「今日は体が思うように動いた」と充実の表情を見せた。

 「サッカーなどの球技と違い、体一つで勝負できる」と小学2年で少林寺拳法の道場へ。しかしなかなか結果は出ず、中学時代は全国大会に出場するも予選落ちが続いた。転機は高校入学後。ほとんどが初心者という他の部員を基本の構えから手ほどきする立場になり、めきめき頭角を現した。

 地元開催だった昨年の佐賀総体では団体演武で優勝したが、単独演武では2位となり悔しさをかみしめた。「1年の選抜大会で優勝した後、僕に負けた人たちは必死に努力を重ねていたはず」。初心に返り、指先の動き一つひとつにも気迫を込めた演武を心がけてきた。

 「競技人口は少ないけれど、全国の仲間とつながれる。本気で打ち込める競技に出会えて幸せ」と少林寺拳法の魅力を語る。今回の大舞台でほしいものはただ一つ、頂点の輝きだけだ。